義父、初めての認知症外来受診

義父が初めて『もの忘れ外来』という名の認知症専門医の診察を受ける日がやってきました。

 

いよいよ診察

予約当日、夫が運転する車に義父母と私が乗り、病院に向かいます。
義父母の様子をうかがうと、「普通」です。
駐車場で車から降りるときも、診察の受付をするときも、待合室に行くときも。

 

家族問診

診察前に問診があると言われました。

その病院では、患者本人にCT検査や身長体重などの検査をしている間に、助手の先生が家族に問診をしてくれました。

キャラクター笑顔

これはとても良かった!
病院や医師によっては本人の前で家族から聞き取りをするところが多いです。
すると、忘れたり失敗したことを医師に告げ口されたように本人は感じてしまうようで、家族との間で気まずくイヤな雰囲気になります。

問診

問診では、義母がすすんで義父の物忘れの例を話してくれました。
いかにも大したことないんですよ〜という感じで話しています。
義母の機嫌を損ねても、それはそれで大変なのでここはまかせることにします。
足りない部分は後から夫が付け足しました。

 

診察

先生とはじめましてのあいさつをして、夫と私は義父との続柄を説明しました。

まずは頭部CT検査の結果です。
義父の海馬は軽度の萎縮があり、小さな脳梗塞のあともありました。
小さな脳梗塞というのはある程度の年齢なら珍しくないといいます。

長谷川式認知症スケール

続いて「長谷川式」といわれる問診です。
今日の日付や曜日。
今いる場所。
簡単な計算。
先生の言う物の名前を覚える。など、定番のふるい分け検査です。

義父が答えにつまると、義母が横から口を出すので困りました。
いつぞやワイドショーを騒がせた、料亭のささやき女将のようです。
夫が義母に「お父さんに答えさせてね」と何度も言いますが、そのたび義母はフンっとそっぽを向いてしまいます。

 

日常生活について

職歴や出身地、兄弟の人数などを聞かれました。
職歴と出身地は答えられましたが、兄弟の人数を聞かれると「4人くらいいたけど今は1人」と適当なことを答えていました。(当時存命の兄弟は3人)
結婚年齢や子供の数も違うような…

大きな病気をしたか、と言う質問には、若い頃の盲腸炎や胃腸病のことは話すのですが、10年ほど前に受けた手術のことは忘れてしまったのか話しません。
すかさず義母が補足します。

 

診断

今日の診断です。
先生からは、

海馬の萎縮状態と問診の結果からすると、中等度のアルツハイマー型認知症でしょう。発症してから4、5年は経っていると思いますよ。
理解力が落ちていますし、物忘れもひどくなってくるでしょう。

対応としては、
外来で投薬。
人と交流する。
車の運転はやめてもらって免許証の返納をお願いしますね。

処方薬

処方された薬はレミニール4mgを1日1回。4週間分。
吐き気や食欲低下、下痢などの副作用があるため、体調チェックのため2週間後にまた受診することになりました。

 

車内は無言

帰りの車の中では義父母はまったくしゃべりません。
義母の機嫌は最悪のようです。