認知症外来にかかる前から、こんなこともありました。
義父は、物をヒモで「結ぶ」のです。
結ぶ
括る(くくる)、というのでしょうか。
もともと荷造りの時にやたらとヒモをかけるなぁとは思っていましたが、だんだんひどくなってきたように思います。
つまようじ
つまようじが括ってあります。
コンビニやスーパーでもらう割り箸に、つまようじが入っているものがありますよね。
割り箸を使ったあと、残ったつまようじを集めて束ねていました。
手の届くところにヒモがなかったのでしょう。マスクのゴムをつなげて括っていました。
義父はつまようじが大好き。
カバンの中にむき出しで入っています。
義父の座っている周りには、床にも落ちています。
私が困るのは洋服のポケットに入れられること。
洗濯する時にポケットに手を入れて確認します。爪の間に刺さることが何度かありました。痛いです。
洋服
義父の服が括ってあります。
シャツ1枚をビニールヒモで結んで、空き箱に詰め、風呂敷で包んでいたこともあります。
何枚か一緒にハンカチでくるまれていることもあります。百歩譲って風呂敷ならわかる気もするのですが。
軍手
これはちょっとカテゴリー違いかもしれません。
軍手に穴を開けて、ビニールヒモを通して竿に結んでいました。
もしかしたら、干しているつもりなのかもしれません。
車
いちばんビックリしたのは、車を結んだ時でした。
ロープをかけて結んでいました。
写真の時は、まだカバーの上から結んでいるのでOK?なのかしら。
昆布巻
お歳暮でいただいた昆布巻セット。
美味しそうなのいただきましたよ〜と義父に見せ、台所仕事をしていました。
一段落して引き取りに行くと、結ばれていました。
個包装をぐるぐる巻きにして、なぜかフタをしない状態でヒモで結んでありました。
おせち
おせちを彩るお口取り。
お重の隙間に詰めようかと思って買ってきたものです。
なぜかフタが外されて、その代わりにビニール袋をかけて(入れて、ではなく乗せただけで)輪ゴムをかけてありました。
だんだんとヒモで結ばず、輪ゴムをかけることが増えてきました。
パン
食べようとして袋をあけたのでしょうか。
袋がうまく開けられなかったのか、戻せなかったようです。
今度はビニールもかけず、そのまま輪ゴムをかけていました。
いろいろ結ぶ
写真が残っている「結ぶ」シーンをまとめてみました。
他にも電気のコードをギッチリ結んで夫に注意されて逆ギレしたり、ネクタイで本を括ったりしていました。
あとは、スウェットパンツのヒモ!
なぜ片結びしちゃうんでしょう。トイレが間に合わなくなります。