始まりはもの忘れから

受診前の義父の様子を、私の日記や夫の記憶から介護ノートに書いておきました。

『もの忘れ外来』受診時には、このノートを見ながら問診に答えました。

 

始まりは『もの忘れ』

ご多分にもれず、始まりはもの忘れだったと思います。

物を置いた場所、しまった場所を忘れる。 約束を忘れる。

若い頃にもあったことですが、このもの忘れが頻繁になってきたようです。

 

あれがない、これがない

義父が銀行に行くところです。

肩掛けカバンを持って、

「通帳がない!」

ゴソゴソ…

通帳をカバンにしまって、

「ハンコどこだ」

ゴソゴソ…

玄関で、

「鍵、カギ!」

もともと整理整頓をしない親世帯ですから、出したものを元の場所に片づけるという習慣がないようでした。

というより、物の定位置がなかったように思います。

 

だから、毎回違うところにポンと置いてしまっていました。

それでも義父なりのルールがあったようで、以前は必要なものは置いたところからすぐに取り出せていたようです。

(出がけに騒ぐことはなかったです)

 

しまった!

居間でくつろぐ義父。

座椅子に背を預け、鼻歌混じりに手帳をペラペラめくっています。

「ん?」

「んんんんっ!」

ガバッと起き上がり、

「今日は役所の会議だっ!!!」

慌てて出かけていきます。

「カギはどこだっ!」

(知らんがな)

 

頻繁になる

これがたまになら、私にもあります。うっかりすること。

でも、ほぼ毎日何かを探していたら、要注意だと思うんです。

しかも、行動を忘れるようになったら。