夫名義のアパートを建ててからは、義母も一緒に田舎に行くようになりました。
なぜ。
義母も田舎に行く
ふと気づくと、夫の新築アパートの1室を義父母が使っていました。
いつのまにか家財道具を揃えたようです。
車で30分ほどのところに住む義母の妹が、不要になった座卓やタンス、冷蔵庫に鍋や茶碗、はては布団まで車で運び入れていたようです。
義母は義父の弟の家に泊まるのは嫌だったようです。
だから夫のアパートの1室に家財道具を置き、気兼ねなくいつ行ってもいいように整えていったようでした。
義母の夢
義母は時おり私に夢を聞かせてくれていました。
田舎でな、畑をやるのよ。
で、子供らに野菜を送ってやるの。
学校が休みの時は、孫が遊びに来てみんなであちこち遊びに行くのよ。
そして義母は夫や私の犠牲の上に、夢を叶えたようでした。
畑を作るために、アパートに隣接した土地を買っていました。
全額ありえない形の借金で。(後述します)
畑のことは義母の妹さんが面倒を見てくれたようです。
義母が田舎にいない間はその叔母が収穫や草取りなどをやってくれ、畑で採れた野菜を宅配便で送ってくれていました。
夏休みや冬休みには、義妹一家と一緒に過ごしていたようです。
私たちには内緒で。
新しい方がいい
義父のアパートは満室でしたし、1DKの狭い部屋でした。
夫のアパートはメゾネットの2LDK。しかも新築の部屋ですから、義父母の性格からするとこちらの方が良いに決まっています。
後に永住する気持ちもあったのかもしれません。
家賃は払わない
夫のアパートはハウスメーカーの一括借り上げの契約で、一部屋は月に7万5千円の家賃です。
義父は1年くらいは払っていたと思います。
ところが、その後滞納するようになって督促状が来ていました。
義父は当然のように無視していました。
義父の論理では、
自分の家に住むのになぜ他人に家賃を払わなきゃならないのか
という考えだったようです。
たぶん、こじれたのでしょう。
義父は夫に黙って、一括借り上げの契約を破棄してしまいました。
当然違約金が発生しますが、それはまた、借金の元になりました。
頻繁に行くように
家賃もいらない自分たちの別宅として、義父母は頻繁に田舎に行くようになりました。
明日から田舎行くから、朝5時に駅まで送ってってけれ
あ、マンション掃除も頼むねー
義父がやっているアルバイトのマンション清掃は、私たちが代わりにやることが当然のように言います。
そんなふうに私たちに言って、いつ帰るのかは教えてくれずに出掛けていくことが増えてきました。